言問ねこ塾長日記

季節講習会のご案内をしてまいります。

Vol.253 明日から14年目、さらなる「国語力の強化」をめざして

2016年05月31日

 文京区本郷、西片というこの地区で言問学舎を立ち上げてから、今日で満13年が終了となる。当初思い描いていた計画の通りではないが、リーマンショック、東日本大震災、消費税増税という3度の大波を越えて歩みつづけることができたのは、ひとえに言問学舎の教育を支持して下さった保護者の皆さま、生徒諸君のおかげである。

 国語を教え、子どもを育てることをなりわいとしていて、このところ思うのは、「むずかしい時代だな」ということだ。塾を経営することが、ではない。子どもたちにとって、これから大人になって生きて行くことが、である。塾であるから、勉強、受験に対して責任を果たすのは当然だが、自分が子供だった時と違って先行きが見えない世の中で、思春期を過ごし、成人して、長い一生を生きぬいて行く生徒たちのために私ができることは、何だろうか。

 それはやはり、「しっかりした国語の力」を身につけさせることだろう。「国語の力は、一生の力。」とは、言問学舎で使っているキャッチコピーの一つだが、誰もが一生使う「国語(あるいは「ことば」)」を、正しく、そして豊かに使えるようにすること。それこそが、縁のあった生徒たちに私が手渡すことのできる、最大のものである。

 今年は受験生たちが頑張ってくれ、ひとつの物差しとして結果を計りやすい「入試」において、東京都立高校の国語(共通問題)で平均94点(3名の平均で、うち1名は100点満点/得点開示による本番の結果)、大学入試センター試験の国語で得点率平均84.75%(3名の平均で、2名は90%/自己採点によるもの)という好結果を残すことができた。「国語の本質を教えながら、得点力もアップさせる」という言問学舎の公約が果たせ、安堵した。だが、それはもう今年終わった「過去の結果」である。本年度は本年度の受験生のため、生徒全員のために、さらに良い結果をめざして、前進しなければならない。

 そしてより広く、多くの子どもたちに正しい国語力をつけてもらうための国語教材の一般化にも、歩を進めなければならない。また、「むずかしい時代」ゆえに、就職活動に悩む若者たちも多い。昨年スタートしたSPI対策講座は、仕上げにエントリーシートと面接の指導をして、2名がいま本番に臨んでいる。さらには「大人の文章講座」も開設し、「みんなに国語を教える言問学舎」としての活動も、本格化しつつある。14年目、15年目の言問学舎の活動に、ぜひご注目いただきたい。


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Vol.252 今なすべきことを振り返ると−

2016年05月06日

 連休の入り口に風邪を引いてしまい、連休中に進めようと考えていたもろもろのことが、遅れがちになっている。このような時には焦ってもしかたがないので、初心に帰ってゆっくりと今なすべきことなど、振り返ってみたいと思う。

 4、5月という時期は、学習塾にとっては比較的、ゆとりのある時期だ。いちばんの大事である受験が終わっていて、次の受験は、本番までにはまだ間がある。もちろん受験当事者たちはわれわれよりも格段にスタートが遅いから、こちらが先回りして、いろいろ働きかけ、はやく受験体制に持って行くなど、やるべきことはたくさんある。しかし「機が熟する」ということもあるから、やみくもにただただ急き立てるばかりでも、決してうまくことが運ぶものではない。要は「さじ加減」ということである。

 一般の企業や家庭では、年末に大掃除を行なうのが普通である。しかし塾では、その時期は受験直前の冬期講習中だから、大掃除に力を割くゆとりはない。3月の年度末に行なうのが常である。今年もひと通りのことはしてあったが、新学期の繁忙期であるから、十分には行き届かない。その残りを連休中の出社日に、少しずつやろうと思っていたが、微熱程度ながら咳がかなり激しかったので、埃を立てる力仕事というわけにも行かなかった。

 そのかわり、PCの前に座りづめで、「音読と読解」の新教材を書き下ろし(「水の江の浦の島子」)、また「音読と読解」の教材を含む新企画を進めるなど、デスクワーク、書く方の労働に終始する。

 「国語に強い言問学舎」として、おかげさまで十数年にわたりたくさんの塾生と保護者の方々の支持をいただいて来ているけれど、今まではほぼ「塾に通って勉強する生徒」にしか、言問学舎の国語指導を提供できていないところに、忸怩たる思いがある。デジタル教材がもてはやされつつある現代だが、「デジタル」だけでは伝えきれないところに「国語」の妙があり、それをより広く、多くの子どもたちのために生かして行くことが言問学舎の社是の一つであることに、思いを新たにした機会でもあった。

 試みの一つとして昨年の6月からスタートした「詩の朗読」も、さらに強化しなければならない(もっとも風邪が治らないことには、次の録画もままならないが)。そしてその周辺でも梃入れできるものから梃入れを、と考えつつ、日曜までにはすっかり治そう、と心がける次第である。

 

posted by hyojo at 18:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 言問ねこ塾長日記