言問ねこ塾長日記

季節講習会のご案内をしてまいります。

Vol.258 国語力、読解力は音読から

2016年09月22日

 かねて本ホームページほかのいくつかの場所で述べて来たことだが、「国語が苦手、またはきらい」という子どもが多く、また「子ども」に限らず、文章力、表現力が低下していることを、ゆゆしき問題ととらえている。「若者の国語力低下」は、90年代ぐらいからすでに顕著だったが、直近の10年ぐらいで、その傾向にはますます拍車がかかっていると言えよう。大きな「この国の状況」としてみれば、もちろん一朝一夕に改善できることではない。

 しかし、「国語を教える塾」として、子どもを育てることをなりわいとしている以上、手をこまねいているわけには行かない。たとえ限界があろうとも、自分にできることは、全力でやりとげなければ、自分自身の「生」に対しても不本意であるし、何より子どもたちのために、やらなければならない。不惑の年に言問学舎を始め、知命を過ぎた今となっては、「根本から国語の力をつけられる」国語の学び方を、より広く、多くの方に伝えて行くことが急務であると考えている。

 改めて記すが、国語力、読解力をつける第一歩は「音読」である。音読によってまずは正確に読み、そして文意を読みとり、さらに言葉そのものの持つひびき(=音韻)をとらえることで、体感的にも言葉、文章の示すところを理解できたときに、もっとも有効に「心」が動く。このように読むことができると、内容理解が深まった上に自らの思考の道すじも開かれ、すなわち能動的な「読解」ができていることになる。さらに文章を書くことで、思考を整理し、「自分」を表現できるようになって、総合的な「国語力」が養われる。

 言問学舎では、定期的なテスト対策や受験のための指導をしながら、総体としては前段で述べたような国語指導を、一貫して行なって来ている。中学受験学年以外の小学生の国語では、「音読と読解・表現の講座」として、これを体系化した授業を展開している。この授業内容を、直接塾に通えない子たちにも受け取ってもらうことが、現在の課題なのである。これまでの試行の段階から、少し具体的な方策を取るステップに進んだことを、今日はご報告させていただきたい。まだ緒についたばかりで、どれだけの道のりがあるのかもわからないが、できるだけ早く実現して、明確な形でご報告ができるよう、力を尽くすのみである。



posted by hyojo at 13:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 言問ねこ塾長日記