2017年2月7日付の当ブログ「Vol.262 国語のアクティブラーニング‐おくればせながら今年の抱負として」に記した通り、その2年後の2019年3月から『国語のアクティブラーニング‐音読で育てる読解力』シリーズを出版して、満5年となる。当初は3年で行う計画であったところ、コロナ禍のためだいぶ時間がかかってしまったが、ようやくこのほど、そのシリーズ完結篇となる「小学2年〜4年対応3」を刊行する運びとなっている。
冒頭に掲げたブログの時点から数えると、7年と少々かかってしまったが、「真の国語」を教える言問学舎として、これは大変大きな節目である。そこで新刊の巻頭にも掲載する予定であり、前回のブログにも記しているが、改めて、「真の国語」の定義を明らかにさせていただきたい。3月30日に動画で配信したので、そのURLをご紹介し、「真の国語」の定義の部分を文字としても掲載させていただく(以下四段落の文面は動画の内容とほぼ同一)。
https://www.youtube.com/watch?v=39_6fd4itQ4 YouTube言問学舎「真の国語とは」
「真の国語」とはいかなるものか。それは端的に言えば、「正解の見つけ方を学ばせるのでなく、文章の本質を読みとる力を育み、さらに学習者自身の人間性をその本質と向き合わさせ、その上で自分の考えをまとめて表現できる力を育てること」である。
このことと、入試で高い得点を取ることは別のことと考える人が多いようだ。しかし言問学舎では創業当初からそれを両立させ、多くの卒業生が感謝の言葉を寄せてくれている。その中の一人の言葉をご紹介させていただきたい。
<言問学舎の真価はひと言でいうと、大学受験の勉強をしていながら、「受験勉強オンリー」ではなく、真の学力、教養が自分の身についたと感じることです。大学受験の評論文の勉強をする時でも、先生は、大学進学後の勉強を見すえて、いろいろな考え方や基礎知識も、教えてくれました。もちろん受験勉強としても、ここで国語の勉強をすれば、国語は平均して点が取れるようになるので、志望校合格を強力に後押ししてくれるようになりますよ。>
この人は小学校時代から中学・高校を通して大学受験の高3の年まで通ってくれたから、「大学受験」について述べてくれているが、その部分はそのまま「高校受験」「中学受験」に置き換えていただくことができる。また、小学校時代から通ってくれたので、言問学舎の骨格である「音韻を正しくつかむ音読」を、みっちり実践してから中学・高校に進んでいる。その「国語の骨格」をつかんでいたことも、おそらく大きいだろう。なお、この人とは別の、この春法政大学に合格して進学する受験生は、大学入学共通テストの国語で200点中173点を取り、共通テスト利用でも日東駒専からMARCHまでかなりの合格を勝ちとることができた(進学先は法政の一般合格学科)。
『国語のアクティブラーニング‐音読で育てる読解力 小学2年〜4年対応3』を5月中旬に刊行し、同シリーズは完結となる。当ブログ「Vol.262 国語のアクティブラーニング‐おくればせながら今年の抱負として」で掲げた目標は、7年の月日を要したが、とにもかくにも達成することとなる。さらに今後の出版計画、社としての方向性も、PRTIMES「April Dream」で発信させていただいた。
https://prtimes.jp/main/action.php?run=html&page=releasedetail&company_id=74713&release_id=13&owner=1 April Dream「真の国語」を広め、日本の良さをつらぬきたい!
今年6月から22年目に入る言問学舎は、真の国語を教える塾としてさらなる高みをめざしてゆく。
posted by hyojo at 00:13
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言問ねこ塾長日記